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ドゥビリ歩道橋
Passerelle Debilly
ドゥビリ歩道橋
は、最初は別の名で、1900年のパリ万博で対岸の陸海軍展示会場に渡るための仮設構造物として作られた(1枚目の絵葉書)。設計は、アレクサンドル3世橋も手掛けた超一流の橋梁技術者ジャン・レザル(Jean Résal)。歩道橋は、長さ120m、中央スパン75mの中路の鋼アーチ橋。パリのセーヌ川を渡る道路橋はすべて上路のアーチ橋で、中路のアーチ橋は鉄道橋だけ(ルーエル鉄道橋とオーステルリッツ鉄道橋)。そういう意味では極めて異例で、仮設構造物だから許されたのであろう。しかし、1903 年に万国博覧会の会場が解体された後、この橋はパリ市に引き継がれ、1906年に改修・移設の上、セーヌ川の歩道橋として再利用された。2枚目の写真は、私が1枚だけ撮った正面からの写真。その時は、他の所に行きたくて、この橋には近寄らなかった。今回、この橋について調べてみると、1900年にできただけあって、アール・ヌーヴォーの雰囲気が感じられることが分かったので、他のサイトから2枚の写真を借用した。3枚目の写真は、橋の近くから撮られた全景。ただ、重要なのはアーチ橋ではなく、照明柱を載せる黄色の太い柱の下部の装飾と、その右にある横縞の入った黄色のやや細い柱の上部にある黄色の鋼鉄製の部分(この写真のサイト、https://paris1900.lartnouveau.com/ponts/liste_des_ponts.htm、では独特の出典表示がされているので、敢えて写真には記載しない)。4枚目の写真は、左が、太い柱の下部のある ジャンティ・エ・ブルデ(Gentil et Bourdet)社の黒っぽい青緑色の陶器を使って作られた草花と波の模様。右が、橋の付け根の下の黄色い柱群のすっきりとした白い横縞群。