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ノートルダム橋
Pont Notre-Dame
ノートルダム橋
は、古い歴史を持つ橋。1501~12 年の間に石アーチ橋として再建され、その上に30軒の石造りの家と商店が2列に並んだ(1枚目の絵)。しかし、1786年の王令で家屋はすべて撤去された(2枚目の写真は、その直後)。橋はそのまま使い続けられたが、1853年になると、同じ基礎の上に 新しいデザインの橋脚を建て、新たな石アーチ橋が作られた(1853年の新橋の古写真を3枚目に示す)。
この1853年の新橋の失敗は、1512年の旧橋の基礎をそのまま使ったこと。その上に建てられた橋脚は、その時点でのセーヌ川の流れと一致しなかったため、何度も船がぶつかる事故が起きた。そこで、5スパンあるアーチのうち、両端の2つを残し、真ん中の3つを壊し、代わりにスパン59.5mの鋼アーチを架けることが決まり、アレクサンドル3世橋を手掛けた超一流の橋梁技術者ジャン・レザル(Jean Résal)が設計を担当した(完成は1912年)。形式は普通の上路の開腹アーチ橋だが、アーチと桁をつなぐ垂直材の上下と、高欄に鋳鉄を使ったきめ細かな装飾が施され、アレクサンドル3世橋に負けず劣らずといった感じの出来栄え。1枚目の写真は、1853年の石アーチと1912年の鋼アーチの両方を撮ったもの。2枚目の写真は、鋼アーチのみを撮ったもの。3枚目の写真は、https://paris1900.lartnouveau.com/ponts/ のサイトから、繊細な装飾のクローズアップ写真を掲載したもの。