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 ヴァンヌ水道のヨンヌ川渡河部  Aqueducs de la Vanne traversant l'Yonne 

ウジェーヌ・ベルグラン(Eugene Belgrand)により、パリに導水する延長156kmのヴァンヌ水道が1850~69年にかけて作られた。高架部分は、それまでは石アーチだったものを、初めて本格的にコンクリートで作られた。その際に問題となったのが川幅の広いヨンヌ川に部分をどうするかだった。ベルグランは、フランソワ・コワニェ(François Coignet)が提唱した「量塊コンクリート」を使い、スパン40mの扁平なコンクリート・アーチ橋を鉄筋なしで架けた(1868年)。1枚目の写真は、ヨンヌ川の手前まで延々と続く水道橋。構造的な面白みはないが、デザインは洗練されている。2枚目の写真は、ヨンヌ川を2径間で渡る部分の、当時としては最高の技術の結晶。鉄筋が入っていないのに、150年以上経ってもきれいなまま維持されているのは驚嘆に値する。3枚目の写真は、その凄さを強調したもの。4枚目の写真はヨンヌ川を渡り終えてから続く、比較的背の高い連続高架橋。アーチの上の水道管を載せる部分のデザインは すべて統一されていて、「凄い」としか言いようがない。