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ベズィエのフォンセラーヌ閘門 Écluse de Fonserannes
ベズィエのフォンセラーヌの傾斜水路 "Pente d’Eau" de Fonserannes
【世界遺産】運河は水平でも、西端のトゥールーズと地中海の間には189mの標高差があるので、それを克服するために130ヶ所の閘門が設けられた。その中で一番有名なのが、8基の閘門で21.5mの標高差を運行可能にした
フォンセラーヌ閘門。ラングドック運河を発案し、国王の財政総監コルベールに提案し、ルイ14世の建設法令が1664年に出されると、運河の建設を自己費用で請け負った “ラングドック運河の統治者” ピエール=ポール・リケ(Pierre-Paul Riquet)が最も力を入れた構造物の一つ(ラングドック運河は、1789 年にミディ運河と改名された)。1枚しかない写真は8段の途中から下方を撮影したもの。せっかくの世界遺産なので、旅行会社のページにあった航空写真を1枚添付する。
No.20のモンテシュのところで、現役で活躍中のモンテシュの傾斜水路(1974年)を紹介した。フォンセラーヌ閘門の通過に時間がかかることから、モンテシュでの成功を受けて、1983年に完成したのが、
フォンセラーヌの傾斜水路。1枚目の写真で斜路の様子、2枚目の写真で運搬装置の拡大写真を示す。それらを見れば、モンテシュの傾斜水路とは全く違うことが分かる。モンテシュで成功したのに、なぜ全く変えてしまったのか? しかも、それがより優れた成功につながれば良いのだが、フォンセラーヌの傾斜水路は、自走式の巨大な装置があまりに複雑なため巧く機能せず、使用は諦め、そのまま放置されている。