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フェッセナイム閘門
Écluse de Fessenheim
フェッセナイム発電所
Hydroélectrique de Fessenheim
フェッセナイム閘門
は、コン(Kembs)とイフセイム(Iffezheim)の間に作られた約50kmのアルザス運河(Grand canal d'Alsace)にある4つの閘門の下流側から3番目の閘門(1956年稼働開始)。アルザス運河は、1919年のヴェルサイユ条約第358条により、フランスがライン川開発の独占的権利を取得したのが発端となり、この区間の浅瀬と急流によって妨げられていたライン川の航行を改善するためと、水力発電のため1928~1977年(第二次世界大戦で中断)にかけて作られた。4つある閘門で、57.76mの水位差を上下する(フェッセナイム閘門は水位差15.5m)。また、大量の船舶の通行をかのうにするため、どの閘門も、185m×23mと185×12mの2つの閘室を持っていて、“待たされずに” 航行ができるよう配慮されている。なお、Fessenheimのドイツ語の発音はフェッセンハイム。この閘門を選んだのは、博物館が併設されているから。1枚目の写真は、大型の運河専用船が上流側から閘室に入ったところ。2枚目の写真は閘室の水位が下がったところ(15.5mだと、かなりの高低差がある)。3枚目の写真は、閘門から運河に出て行く船(左側には、逆に閘門に向かう船がいる)。
アルザス運河のもう一つの目的は大量の電力供給。4つの閘門に設けられた発電所の合計発電量は640MW。この運河沿い以外にも6つの発電所が作られ、10か所全部で1200MW。いつの時代の数値かは不明だが、フランス全体の再生可能エネルギーの12%に相当する。うち、1956年に発電を開始した
フェッセナイム発電所
は4つの中では最大の180MW。発電所の北側中央には、彫刻家レイモン・クーヴェニュ(Raymond Couvègnes)による「ライン」という題のコンクリートの浅浮き彫りがある。1枚目の写真は全景、2枚目の写真は「ライン」。