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 ジアンのヴュー橋  Vieux-Pont 

ジアンの町でロワール川を渡るヴュー橋は、中央が高くなった中世的な形態をしているが、3代目の橋として 1734年に架けられたもの。初代は1246年、1458年に流失。2代目は1484年、1733年にジアンの町のある右岸側の3つのアーチと中央のアーチが流された。3代目は翌年の開通なので、流失した右岸側の3つのアーチを2つに置き換え、それ以外の橋脚はそのまま再利用し、それまで残っていた橋脚上の家は撤去し、上部の路面が右岸から4つ目の橋脚を境に “ヘ” の字形になるように再構成された。全面的な架け替えではないので、12個のアーチはすべて不均一で13.47m~20.69mのスパンを有し、全長は282.16m。しかし、現在、何事もないように佇んでいる橋だが、1871年から1945年の間に、橋は何度も破壊と修復をくり返した。1870年に、右岸側からNo.5と6のアーチがドイツ軍と対峙したフランス軍の工兵によって壊され、別の産地の石で再建された。1940年には、No.5のアーチが、ドイツ軍の進軍を送らせるために、これもフランス軍の工兵によって爆破され、翌年に鉄筋コンクリートで再建され、表面に石が張られた。1944年にはドイツ軍によりNo.4のアーチが破壊され、やはり鉄筋コンクリートの石張りになった。右岸から4つ目の一番高い橋脚の上には、18世紀半ば頃のものと考えられている錬鉄製の十字架が立っている。これは、「ロワール川を行き来する商人の共同体(la Communauté des Marchands fréquentant la Rivière de Loire)」の守護者である聖ニコラに捧げられた十字架。1枚目の写真は、左岸側から橋と町を撮ったもの。橋の向こうの建物は、ジアン城(Château de Gien)。2枚目の写真は、右岸側から撮ったもの。3枚目の写真は、聖ニコラに捧げられた十字架(背後の家々が面白い)。