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 カーンのラ・トリニテ修道院教会  Église Abbatiale de la Trinité, Caen 

カーンのラ・トリニテ修道院教会は、別名、女性修道院(Abbaye-aux-Dames)。ノルマンディー公ウィリアム2世の妻、フランドルのマティルダ(Mathilde de Flandre)によって1060年頃に設立された。トリニティ教会は、夫の男性修道院の教会と違い、建設当時のロマネスク教会の雰囲気を色濃く残している。1枚目の写真は、ファサードと双塔。こちらの塔は、ゴシック様式の尖塔はなく、ロマネスク様式の塔と、その背後に、翼廊交差部の中央塔(ここだけ尖塔を追加)だけが見える。2枚目の写真は、身廊から内陣を撮ったもの。天井の高さが低い分、身廊の両側は3層構造でも、2層目は背が低く窓のないブラインド・アーケードになっている。天井の交差リブヴォールトが、男性修道院と同じ変わったスタイルになっているのは、同じ時に同じ設計で作られたから。男性修道院との大きな違いは、内陣がゴシック様式に改修されていないこと。