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サン=ドゥニ大聖堂 Basilique Saint-Denis
パリの中心から8kmほど北にある
サン=ドゥニ大聖堂は、12世紀前半にサン=ドゥニの修道院長だったシュジェール(Suger)が、9世紀頃に作られた修道院の教会を改修して新しい教会を作ろうと考え、1136~51年にかけて、旧教会のファサードの西に新しいファサードを、旧教会の内陣の東に新しい内陣を建設し始めた。しかし、工事はシュジェールの死去で中断し、13世紀に入り、1231~81年にかけて身廊、翼廊、内陣の建設やシュジェールの構築部分の変更が行われ、ほぼ現在の姿に近づいた(身廊は3層で、天井高29m)。フランス革命が起きると1790年に修道院は廃止され、2年後に教区教会となった。そして、その翌年の1793年、王家の墓でもあったサン=ドゥニの元修道院に葬られていた42人の国王、32人の王妃、63人の王子などの遺灰が共同墓地に投げ込まれた。1813~79年にかけて修復工事が行われたが、その途中で、ファサードの北塔に落雷があり、その後の強風で亀裂が入ったため、1846 年に取り壊された。1枚目の写真は、南塔だけが残ったファサード。2枚目の写真は、南塔の下から身廊と南翼廊を撮ったもの。3枚目の写真は、身廊から内陣を撮ったもの。ステンドグラスのほとんどは19世紀のもの。
下の図は、2025 年の春からスタートする北塔の再建プロジェクトによる完成予想図。