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 アンジェ城の庭園  Château d'Angers 

初代のアンジェ城は、アンジュー(Anjou)伯爵フルク・ネラ(Foulques Nerra)が、ロシュ城塞(Donjon de Loches)を築いた時と同じ11世紀初頭に築いたもの。彼の子孫であるプランタジネット家がイングランド国王になると、プランタジネット家の領地もイングランドの一部となった(1189年)。1204年には、フランス国王フィリップ2世(Philip Ⅱ)がプランタジネット家の領地を奪取する。そして、すぐに防備のために新しいアンジェ城が作られた。巨大な防塁(厚さ3m、延長660m、17の塔)で囲まれた城は、白い石灰岩と黒い頁岩によって築かれた(他に例のない特徴)。この城には、20世紀に入ってから整備された各種の庭園がある。1枚目の写真は、特殊な形に剪定されたイチイの木が2×3=6ヶ所に植えられた中庭から城壁を撮ったもの(写真には2ヶ所しか写っていない)。2枚目と3枚目の写真は、20世紀初頭にアンジェ市がこの部分の濠を取得し、17世紀のイタリア庭園をモデルに、刺繍花壇を作ったもの。アンジェ城の濠は、13世紀には空濠になっていたが、そこに花が植えてあったとは書いてない。ただ、一般論として、中世の城で、平和な時代には、城主の奥方が濠に花を植えて楽しんだという例があるので、「こんな風だったのか?」と思いながら見ることは許されるであろう。