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 シュノンソー城  Château de Chenonceau 

【世界遺産】シュノンソー城は、ロワール渓谷の純白の石灰岩の城の中で最も魅力ある至宝。観光客の多さにはうんざりさせられるが、その独自で美しいスタンディングには圧倒される。ロワール川の小さな支流シュール(Cher)川を115mの長さで渡る水城は、川が多少濁っていようが、人で溢れていようが、他に例がないだけに素晴らしい。しかも、川の右岸側の城の上流にあるディアーヌ・ドゥ・ポワティエ(Diane de Poitiers)の庭園は、城と一体化して、景観の向上に寄与している(下流側のカトリーヌ・ドゥ・メディシス(Catherine de Médicis)の庭園は小さいし、冴えない)。城は、1513~21年にかけて、ノルマンディーの財務総監トマ・ボイエ(Thomas Bohier)によって作られた。ボイエが1524年に死去すると、ボイエによる資金の不正流用が発覚し、フランソワ1世はボイエの息子に多額の罰金を科し、息子はシュノンソー城を王に差し出した。それ以後、シュノンソー城は王室のものとなる。ボイエが作った城には、まだ橋が架かっていなかったし、庭園もなかった。橋を架けるようアンリ2世を説得したのは、愛妾のディアーヌ・ドゥ・ポワティエ。橋は建築家フィリベール・デロルム(Philibert Delorme)の設計で、1556~59年にかけて城から対岸まで作られた。しかし、それはただの橋だった。橋の上に屋根裏部屋付きの2階建ての建物を建てたのは、カトリーヌ・ドゥ・メディシス母后(シャルル9世の摂政)で、建築家ジャン・ビュランと石工名匠のデニス・クルタンに依頼し、1576年から始まり、城と同じ高さで長さ 60mある建物が完成した。

1枚目の写真は、駐車場から城まで誰でも歩く長さ340mの並木道。2枚目の写真は、あまりにも有名な城の全景。3枚目の写真は、ディアーヌ・ドゥ・ポワティエの庭園から城を撮ったもの。この城には、3回行ったが、3枚目の写真は花が全くない時期だった。4枚目の写真は、同じ庭園を花の咲いている時期に、城側から撮ったもの。最後の5枚目の写真は、カトリーヌ・ドゥ・メディシスの庭園。